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ツチヤンの生活日記

将来にはのび太くんになりたい24歳 ♂ in 名古屋 (・土・) 。※このツチヤンはフィクションです。

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職員室には裸の王様が埋まっている No.045


委員会で部活に遅れた。

同じ委員の女の子と歩いて部活に向かっている。運動場では女子ソフトボール部と男子野球部が練習をしていた。監督に見つからない様にこっそりと混じらなければならない、と振り返ったところでサングラス越しに見つかってしまった。監督は業腹。ボクを怒鳴っている。陽が沈んでろくにボールも見えなくなったグラウンドでは部員達が立ち尽くしていた。

「日本の葉書は、五角形と直角で出来ている。分かるか?どうしてお前はそうも自己中なんだ。」
「監督が何を言っているのか全くわかりません。どうして葉書とボクに関係があるんでしょうか。」
「今度の修学旅行は静岡へ行く。そんなんでお前は行けるのか。考えてみたんだがお前がそんなんじゃあ行かないほうがいいかもしれないぞ。」
「失礼します。」

委員の女の子は気怠い視線を監督へ投げつけていた。2人で悪口雑言を振りまきながら運動場を離れた。彼女はソフトボール部だ。部室の前で挨拶をして別れた。

靴を履き替えてから帰ろうと、指定鞄をその場において下駄箱へ向かう。他にもいくつかの鞄が放置されていた。途中、雨が降り始めた。玄関の片側の戸は既に施錠されていたので、もう片方から入る。鍵を持った美術教師がゆったりと近づいて来た。挨拶をしたが、何も言わずただ微笑んでいた。靴を履き替えてから表に出るとすっかり土砂降りになっていた。ビニル傘を開いて鞄を拾いに行く。右肩に鞄を掛け、左手で水色のキャリングケースを持ち上げる。

校門に向かうと、ソフトボール部の部室前は練習が終わった様で後片付けをしていた。あの娘に挨拶をしようとしてみたけれど、表にいる部員たちに睨まれてしまった。中では着替えの最中だ。

帰り道、クラスメイトの女子2人が談笑していた。小走りに近づいて肩を叩いた。そのまま進み、横断歩道に差し掛かったところで「そういえば君のTwitterアカウント見つけたよ。」と言い放った瞬間、世界が終わった。

今日はよく眠った。


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