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ツチヤンの生活日記

将来にはのび太くんになりたい24歳 ♂ in 名古屋 (・土・) 。※このツチヤンはフィクションです。

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今くるよ中川家に泣き笑う No.008

今年5月28日、漫才コンビ今いくよくるよのいくよさんが亡くなられた。67歳だった。

僕は一度だけ今いくよくるよさんの漫才を生で見たことがある。
8年前の中学2年生の時、母に連れて行ってもらった吉本興業名古屋公演だった。
新喜劇と漫才の2部構成で新喜劇には間寛平さんや僕の大好きな池乃めだかさんが出演されていたと思う。
(ちなみに僕のハンドルネーム、ツチヤンの由来は本名の土と池乃めだかさんの愛称いけやんをもじったものだ。)
第2部の漫才のトリが今いくよくるよさんであった。
ただ、93年生まれの僕は80年代にあったと言われる漫才ブーム(漫画アオイホノオで読んだ)などはもちろん体験していないし、平成の世に(しかも子供の時分に)TVで今いくよくるよさんの漫才を見る機会などほぼ無かったため、その時が僕にとって初めての今いくよくるよさんの漫才だったと思う。
くるよさんの衣装が途中何度もずり落ち、それを引っ張りあげながら最後まで続けられた漫才に大笑いしたことは8年前のことだが確かに覚えている。
終演後、出演順の関係から最後に会場から出てこられた今いくよくるよさんは出待ちをしていたファンの皆ににっこり微笑みながら手を振り挨拶をされてから出発した。

それから8年経った今年5月末、いくよさんの訃報を耳にした時、僕はとても悲しみを覚えた。
そんなたった一度きりの体験だったが僕は確かに今いくよくるよさんのファンになったからだ。

そしてつい先日、何気なく新聞のTV欄を眺めていたら「今くるよ中川家」のコンビ名を目にした。
9月26日フジテレビENGEIグランドスラムという3時間ほどの漫才、コント番組だった。
近頃はニュースと笑点しかろくにTVを見ないのにこれはとても幸運なことだった。
もちろん中川家も大好きな漫才コンビである。
昔はよく漫才、コントをTVでやっていたのになぁなんて思いながらTVをつけると、丁度これまた僕の大好きな東京03のコントが始まるところだった。

(その時のTweet)

そしていよいよ大トリ今くるよ中川家のコラボ漫才が始まった。
ステージ中央奥にある階段からくるよさんに扮した中川家礼二がマイクまで歩いてくる後ろでいくよさんに扮した中川家剛は一段一段ゆっくりとしっかりと階段を降りるくるよさんに手を貸し、一緒にステージに降りてきた。
いくよさんに扮した剛を中心に左手にくるよさん、右手に礼二のスタイルで漫才が始まった。
今いくよくるよさんのギャグを中川家兄弟がくるよさんと共に繰り出し、どやさどやさどやさ!と笑顔でステージを動き回るくるよさんは本当に楽しそうであった。
そして中川家今いくよくるよさん達先輩への確かな尊敬の念を感じられるその漫才はとても可笑しく僕は久しぶりにバカ笑いをした。そして泣いた。

いくよさんはもうこの世にはいない。
中川家は大先輩であるいくよさんへ、くるよさんは何十年も共に漫才をしてきたいくよさんへ、本人も一生をかけた漫才という笑いというステージを手向けとしたのだと僕はそう思っている。

今いくよくるよとして日本中に撒いてきた笑いの種は大勢の人々の心に花を咲かしたことと思う。
僕もその1人だ、ご冥福をお祈りします。

本当にありがとう。

(・土・)ノ