ツチヤンの生活日記

将来にはのび太くんになりたい24歳 ♂ in 名古屋 (・土・) 。※このツチヤンはフィクションです。

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TSUTAYAさんのAVコーナーでボロ泣きした話 No.002

長らく心療内科に通っていた時期がある。

また記事にしようと思うので詳しくは書かないけれどその頃は激しい憂鬱に苛まれていた
鬱は甘えだなんて未だに言う人がいるけれど、激しい憂鬱が頭の中をぐるぐる巡るとまるで痛みすら感じるようで、毎日なにもせずソファに転がってボーッと1日が終わるのを待ち、腹が減るとパンを買って公園で食べながら鳩にやったりして過ごしていた。
 
そんなある日、気を紛らわせるために少しでも外に出ようとTSUTAYAさんに出かけた。
ただ、視界に無理矢理押し入ってくるような色とりどりの書物もヒットソングを知らせるハイテンションな有線も非常に不愉快で(あの有線は今でも腹立つから聴かないよう努めてるけど)、漫画雑誌でも立ち読みしようとしてぺらぺらめくってみたけれどため息が出るばかりですぐに棚に戻した。
もう帰ろうかなんて思いながら出口へ向かう途中、18歳未満お断りの暖簾が目に入った。
こんな憂鬱な時にAVコーナーなんて行ってみたらなんか面白いよなぁ、そもそも入ったことねぇやなんて思いながら足を運んでみたのだが、そこで僕は思いもよらず大いに打ちひしがれたのである。
 
おっぱいを丸出しにして微笑む棚いっぱいの彼女らを見て「この娘達はなんて立派なんだ…自分の裸体を晒してまでもお金を稼いで生活している…。それに比べて俺は…。」なんて思わず感極まって涙ぐんでしまったのだ。
AVコーナーで目を真っ赤にしている僕を見てさぞ店員さんもギョッとしただろう。
「彼女らはなんて立派なんだ…!偏見を持つ人も多いだろうが素晴らしい職業だ!よし、俺もAV女優になろう!」
そう思い立った僕は、さっきまでの憂鬱などまるでなかったかのように快活にお店を駆け出して行った。
 
精神が追い詰められると人間の思考が跳躍する、今思い出すと馬鹿みたいに笑えるけれど当時の僕は本気だった、そんなお話。
ちなみに男の僕がAV「女優」になれないと気づくのはそのすぐ後だった。
 
(-土-)ノ